この度弊社製品、中空微粒子フィルム「Air」が公益財団法人東京都中小企業振興公社の中小企業ニューマーケット開拓支援事業における製品・技術の支援に決定致しましたので
ここに報告させて戴きます。

本製品は画期的な発想を基に、2018年より開発を進めコロナ禍を経て我々中小企業にとっては莫大な開発資金を投入し、材料供給や製品化に際し各協力会社様のお力添えの下2022年の年末にようやく製品化実現が成された製品です。

地球沸騰化が定着しつつある深刻な異常気象や大型地震の懸念、そして燃油高騰などのエネルギー問題。この様な問題を改善出来る窓ガラスの副資材として世界に誇れる製品を作りたい。この思いでようやく完成した製品が今回の事業に支援決定致しました事を申請から審査まで本製品を評価戴きました皆様にあらためて御礼を申し上げます。

中空微粒子フィルム「Air」とは
中空微粒子フィルム「Air」は窓ガラス用のスマートフィルムとして開発致しました。特徴は最新技術としてフィルムの中にエアロゲル（空気の層を多く含む微粒子）を分散させた事です。これにより日射角度の高い夏の日差しを遮り、日射角度の低い冬の日差しは室内に取込むという年間の省エネに大きく貢献するスマート機能を持たせました。その他機能として、安全対策機能の飛散防止効果、冬期の窓面結露抑制効果、ＵＶカット効果を有します。開発のこだわりポイントは透明性です。省エネフィルムのジャンルとして単体で85％の可視光線透過率はトップクラスで冬期の日射吸収が低い為ガラスの熱割れリスクを極限まで抑え込みました。その結果既存のＬＯＷ－Ｅなどの多機能ガラスにも施工可能です。また、東南アジアで多く使用されている熱吸収ガラスや熱反射ガラスのスマートガラスリニューアルに繋がる大きな市場対応性を兼ね備えた製品です。大型災害の備えとしてのＢＣＰ対策、燃油高騰のエネルギー問題、建設スクラップを出さない窓面リニューアル、中空微粒子フィルム「Ａｉｒ」はこれらの問題を解消すべく透明スマートガラスフィルムの先駆けとしてチャレンジしていきます。